ぺこまるの「介護が始まるよ」

2023年5月に父が倒れ、同時に母も認知症に。介護前哨戦の記録。(家族信託についてはこの情報を当てにせず、専門家への確認をお願い致します)

介護の人間関係を癒やすもの。

おっかなびっくり司法書士と応対している。

誠実な印象のある司法書士なのだが、冷たさと、何をいっているかわからない時があり、

対応はどこか薄氷を踏む思いである。

 

父母に入ってもらう老人ホームの営業、施設長、ケアマネ・・・みなさん優しい語り口で応対してくださるが、どこで何があるかわからない。そもそも父が入れるのかどうかもわからない。

こちらも薄氷を踏む思いである。

 

そして、弟。家族信託で受益者代理人をやってもらうことを打診したが、返信がない。

こちらさんは、どうも母に加担すると(したと思いこむと)ブチ切れるらしい。

母に加担した覚えはない。しかし、実家の整理をしているのを「手伝っている」と勝手に解釈し

腹を建てさせているようである。

こちらも薄氷コースである。

 

父母とは今現在は良好な関係でいられているが、これは我が家族的にはありえない状況であり、特に父が素直にこちらの話を聞く状況は僥倖と言っていい。母も同じである。

「自分の父親に敬語をつかったり、気を使って話しているようですね」ととある方に指摘されたが、我が家はそんな親子関係だ。

こちらもまた薄氷である。

 

四面楚歌な介護を巡る人間関係。胃が痛い。

そんな中でも、友人は貴重である。旅仲間、最近ひろがりつつある近所の仲間、妻の同級生、かつての職場の仲間。そして、なによりなにより貴重なのが妻である。心理的安全性が確保された場での会話ほど和む場はない。血族以外の交友関係ほど貴重なものはないと思う。