ぺこまるの「介護が始まるよ」

2023年5月に父が倒れ、同時に母も認知症に。介護前哨戦の記録。(家族信託についてはこの情報を当てにせず、専門家への確認をお願い致します)

2024-01-01から1年間の記事一覧

春の面会

施設面会の日 毎週土日のどちらかを夫婦での面会に当てている。この日は天気もよくお花見には最高の日曜日であった。 この施設はコロナは終わったと考えているので、特に面会の予約はいらない。 施設の自動ドアを開けると、スリッパに履き替える。赤外線の体…

家族信託の準備完了

家族信託の準備が完了した。司法書士の事務所で書き換えられた不動産情報を受取、家族信託の準備はすべて整った。おどろおどろしい権利書はスマートな書類に置き換えられ、名義は私になった。喜びはなかった。厄介なものがまた増えたなというのが感想。 ネッ…

そうでもなかったPCデ◯

PC出歩の解約は思いの外簡単だった。 ネットを見ると沢山のPC出歩の悪行が列挙されている。店舗に来いと言われて来店すると、「ただいま混んでいるのでお待ち下さい」と言われて2時間待ちとか。 家族が解約する場合は、本人が書いた委任状と家族関係を証明…

銀行振込その後

見慣れない、この地域の番号から着信。 私名義で母のものの信託講座のある銀行だった「多額の現金が振り込まれているようですが。。。」とのことだが、私の返答を待たずに、雰囲気だけで察知したらしい。母からの振込で自分も知っていると告げると、「でした…

銀行振込完了。

次は母の資産を私の信託講座へ振り込む。 簡単な作業だが、昨今の詐欺やらマネーロンダリングやらの暗躍ぶりから、簡単には行かない作業になってしまっている。 母を連れて銀行へ。事前に「顔写真のない本人確認書類しかない場合は、保険証の他に住民票や印…

空き家の火災保険、皆さんどうしているんだろうか。

次から次へと降りかかる理不尽。介護は理不尽との戦いだ。 そんな資産管理の理不尽と戦い、一段落つく目処が立ってきたところにまた一つ理不尽が顔を出した。 火災保険である。 日本では800万戸?(正確な数値ではありません)、7~8軒が空き家と言われる…

頭痛のネタ3つ

3月中に片付けたい、作業3つ 1、母の資産、信託口座へ振込 母を連れて、窓口で手続きしなくてはならない。 最近の銀行は、かなり突っ込んだ確認をしてくる。詐欺対策、マネーロンダリング対策だろうか。用途などについて聞かれる。なにもやましいことはな…

公証役場から公証人来る。

ついにこの日が来た。公証人との面談。おっかない人だと困る。公証人は元弁護士などの偉い方が多いので、失礼をすると、まとまらない可能性もあると聞いていた。しかし、最近の父母の状態は悪くないので、公証人の先生さえ大丈夫な人なら、まずだいじょうぶ…

公証役場面談に先立って、弟に会う。

公正証書作成のために、父母の実印が必要である。このため、弟へ「実印と権利書を取りに行く」と連絡した。いつも通りの遅レスで、「土曜に実家へ行くので、そのときに手渡ししたい」との連絡。助かるなあ。 土曜日、近くの駅のドトールで待ち合わせる。手渡…

◯◯デポ対策で固定電話をアナログ戻し

プロバイダー、PC◯ポ。この会社は2017年ごろ、老人相手にひどい商売をしていたらしい。メンバーになってしまうと、退会に20万円払わされたという例もある。何を隠そう、私の父もここの会員である。 現在は是正され、70歳以上の利用者の退会は無料らしいが、…

後半の山場、公証人面談

今週もNTTのアナログ戻しやら、父のリハビリやらで忙殺された一週間だった。 仕事をまともにやっている時間もない。 あしたはいよいよ後半の山場である公証役場の公証人との面談である。 公証人の圧迫面接に父母が耐えられるか。 皆さん無事を祈ってください…

司法書士が信用できない

公証役場の公証人との面談、3月1日に決まった。司法書士が掛け合ったのか、当初の予定より一ヶ月早くなった。父の症状が進行しているようなので、非常に助かる。 しかしながら司法書士から「面談前に振込を済ませてほしい」というメール。費用は92万円と高…

父の認知症状が・・・

父から電話。どうやって電話を操作したのだろうか。めずらしい。 内容はめちゃくちゃであった。病院へ行くので、保険証とカードを持ってきてほしいという。 一体どこの病院へ行くつもりなのか。私が付き添う話は聞いていない。 それを話すと、案外と素直に「…

実家→施設のハードな一日。

土曜、実家と施設に行く。 実家に行くと、気分が悪くなる。父と母の残したものに圧倒されてしまうのだ。 今日は庭を見回った。何かの花が蕾を付けていた。ふきのとうだろうか?去年なら父と母に春を告げていた花なのだろう。今は誰も見るものはいない。いや…

少し落ち着いたか

まさか、親を散歩させる日が来るとは思わなかった。 温かい日だったので、母とコンビニまで行った。帰りにまた神社に寄った。 コンビニでは母は全部買って帰りたいと言っていた。何を買ってもいいのに、老人ホームは懲罰的なところだと思いこんでいるようだ…

結局、金がない。

喉元過ぎれば熱さを忘れる。 母に繰り返し言われた言葉である。しかし、暑さを忘れるのはいいことなのではないか。 忙しい一週間だった。 週の頭は時間調整で頭を抱えていた。 自分の精神科通いから、新しい仕事の打ち合わせが入っている上、司法書士からせ…

プライオリティー

母の言うことにいちいち怯えている場合ではない。 資金が一番の問題なのだ。 木曜日に再び司法書士が来る。3月上旬には公証人が来る。それまで両方とも持ちこたえることができるんだろうか。 不安。

母の叫び 先週末、最初の面会に行ったとき、母も父もなんだか和やかだった。 それが一転、母の状態が悪くなりつつあるのは既報の通り。 今日は嫌がる私を妻がけしかけて、また二人で訪れたのだが・・・ 父が「もう帰ったほうがいいよ」という。 認知症状はギ…

「春よ来い」

実家の台所、妻がある程度もとに戻してくれた。まったくとんだ無駄をさせてしまった。妻も辛かっただろう。感謝感謝である。これで母が実家に来たがった際に、なんとか取り繕う事ができる。とにかく家族信託の前に認知症状でては困るのだ。とはいえ、先に書…

母の認知症状再発

施設長から電話があった「パーティションの件をお母様に話したところかなり混乱されている」嫌な予感というか予感ではなく、母は認知症状が再発しつつあるということだ。 司法書士が来る日、電話をすると母の声がおかしい。緊張している。苛立っている。父に…

知らず知らずのうちに感じる喪失感

喪失感が有り、パソコンのエラーメッセージですら、温かい言葉に見える。 台所の廃棄をした。当初は今日は食料の整理をする予定だったのだが、妻の尽力により台所のものは殆ど廃棄の準備が出来た。ほぼ、すっからかんに仕上がった。私はこの作業に延々と時間…

施設に入れるということは、彼らの全責任を負うこと。

父が老健に入っている間はよかった。また、母が一人暮らしをしている間もよかった。 老健に入ったのはケアマネの進言で母が動いたのであり、私が入れたのではない。母の一人暮らしも、流れでそうなっただけだ。だから、私は責任を感じなかった。 しかし、今…

施設に入った後も、膨大な問題が。

父母が施設に入ったら一段落ではまったくない。 気が遠くなるような作業が待っている。 住民票を移す/移さない一つとっても、どちらを選んでも矛盾が生じ、立ち行かなくなる。 悪いことをしていないのに、薄氷を踏む思いで生活することになる。 ーーー金関…

父母、老人ホームに入居。本当の戦いはこれから。

大変な一日だったが、全てが順調な一日でもあった。 ついに来たこの日、両親がホームに入る。 両親を施設に入れる・・・映画やテレビでは私は悪者だろう。しかし父が廃用症候群(本当はパーキンソンかレビー小体型認知症ではないかとおもう)で母が認知症で…

金がない。

老健の看護師さんと話をした。父の発熱は朝低く、夜高くなるようで一進一退を繰り返している。 それはまだ救いがある。 しかし、最近転倒してからは「言動の辻褄が合わないことが多くなった」とのことだ。 ストーマの管理も自分で出来なくなってきており、介…

父もダメか。どんどん状況が悪くなる。

もう限界だと思えば思うほど悪いことが重なる。 頭の痛い問題が発生した。父の発熱である。7時頃、ベッドから転げ落ちたような形跡があったらしい。もうレビー小体型認知症確定である。発熱の原因は分からず、検査の結果コロナではないようだが、老健の医師…

何もかも間違い

やっていいことと悪いことがある。と、渦中にいない人は言うだろう。事件が起きて、犯人扱いされる人は「なんで分別がつかないのだろう」と責められるが。 私がやっていることはなにもかも間違いだ。 この老人ホームには塩分が多い食事が多い(入所拒否をし…

引越まであと10日。なにもかもうまく行かない。

事件や災害の多い正月だったが、それらに関心を示すまもなく怒涛の年明けとなった。 早々に司法書士と面談、母の信託の話を進めた。母の信託で心配なのは、信託契約作業中に母の認知症状が出ることだ。おそらく最初の面談はパスするだろう。しかしながら老人…