ぺこまるの「介護が始まるよ」

2023年5月に父が倒れ、同時に母も認知症に。介護前哨戦の記録。(家族信託についてはこの情報を当てにせず、専門家への確認をお願い致します)

◯◯デポ対策で固定電話をアナログ戻し

プロバイダー、PC◯ポ。この会社は2017年ごろ、老人相手にひどい商売をしていたらしい。メンバーになってしまうと、退会に20万円払わされたという例もある。何を隠そう、私の父もここの会員である。

現在は是正され、70歳以上の利用者の退会は無料らしいが、ネットを見ると違法に退会費用を取っていたり、あの手この手で退会を認めず泣き寝入りや、別の会員にさせられたりと、このご時世になかなかやりたい放題の会社である。この時代にバカでかい店舗をもっているから固定費を稼ぐのが大変なのだろうか。とにかく迷惑な話である。

で、現在当たり前だが父はネットを使っていない。早く止めたいのだが、障壁がある。固定電話がひかり電話として組み込まれてしまっているのだ。それでネット代と合わせて月に12,000円・・・全くシニアというのは際限なく金がかかる生活スタイルを送っているもんだ。話を戻すと、ネットを止めると、固定電話も止まる。固定電話が止まると、現在この電話番号で契約している銀行などの変更手続きが必要となる。銀行の手続きをするには父が支店にで向かわなくてはならない。仮に出ていくと、口座のロックの可能性がある・・・とにかく電話を止めるリスクは果てしないのだ。

このため、電話をアナログに戻すことにした。NTTに相談すると、工事が必要とのこと。工事を予約する。費用は22,000円と案内された。とうぜん、立会も必要となる。

工事は1時間ほどで気持ちよく終わる。回線が生きていたとのことで、費用は11,000円だった。このへん正直なのはさすがNTTである。しかし、月額は2000円、なんとナンバーディスプレイは別料金で400円。これに迷惑電話フィルターをつけると3500円である。今どき固定電話なんか実用的には詐欺からの電話しかかかってこないのに。我々夫婦のスマホ2回線ネット代込の費用と同額である。本当に年寄りの装備は金がかかる。

 

次はPC◯ポの解約・・・本当に厄介なプロバイダーと契約したもんだ。

第1段階として、先日、ネットからダウンロードした代理人フォームを使用する。父に直筆で代理人名と父の名前を書いてもらわなくてはならない。面会時、やってもらった。父は、やっとの状態で自分の名を書き、住所を書いた。筆跡はボロボロ。力が入らないのでインクがかすれている。電話番号を間違えていて、訂正印を押した。このフォームでは私の名前住所も父が書かなくてはならない。一旦休憩し、私の名を書く。父はよだれを流しながら一生懸命書いてくれた。フォームの下端はよだれでぐにゃぐにゃになった。

次は、PC◯ポにいかなくてはならない。PC◯ポ様はご予約が必要とのこと。予約なしにはお会いしてもらえないらしい。下手をすると、必死に書いた代理人フォームが無駄になりそうで、怖くて電話すら出来ない。

電話しなくては。