ぺこまるの「介護が始まるよ」

2023年5月に父が倒れ、同時に母も認知症に。介護前哨戦の記録。(家族信託についてはこの情報を当てにせず、専門家への確認をお願い致します)

実家→施設のハードな一日。

土曜、実家と施設に行く。

実家に行くと、気分が悪くなる。父と母の残したものに圧倒されてしまうのだ。

今日は庭を見回った。何かの花が蕾を付けていた。ふきのとうだろうか?去年なら父と母に春を告げていた花なのだろう。今は誰も見るものはいない。いや、我々が見なくてはならない。花からですらプレッシャーを感じる。

妻がなにか黄色い実をつけた木を見つけた。柑橘系。匂いを嗅ぐとどうやらゆずらしい。いくつかの実は鳥に食われている。どうせならちゃんと全部食っていってくれればいいのに。取れるだけ取って、持ち帰ることにする。こーゆーのは全部取らなくてはならないのだろうか。ゆずもまたプレッシャーになる。

 

やっかいな郵便物&留守電チェック。留守電はガス会社からの自動電話だけだった。

 

同じ日に施設にも行く。施設長に挨拶をすると、即座に現在の父母の状況を教えてくれた。

実家で探し出したパジャマを渡すと父も母も喜んでくれた。父は珍しくご機嫌で、父は笑顔さえ見せた。母も悪くないと言った雰囲気だった。このくらいの状況がいつまでも続くといい。

父母に訪問歯科の予約を取り付ける旨はなし、父にはリハビリ付きの訪問あん摩を提案した。父は「歩けるようになるんだったら金は出す」と言っていた。金、あんまりないのに。

 

悪いことはないが、疲れた一日だった。帰りに駅前の鳥貴◯に寄り、妻と乾杯した。お疲れ様。妻は居酒屋は今年初めて。以前はあれだけ行っていたのに。ライフスタイルががらっと変わってしまった。