ぺこまるの「介護が始まるよ」

2023年5月に父が倒れ、同時に母も認知症に。介護前哨戦の記録。(家族信託についてはこの情報を当てにせず、専門家への確認をお願い致します)

更に絶望が折り重なる。

弟へ

母からの悪あがき要件である「低たんぱく食対応」はそこそこの老人ホームでも対応可能なことがわかった。

ちょっとほっとしています。しかしながら、老健から「24h看護師常駐が必須」という別の条件が出てきて困惑している。

ただでさえ低たんぱく対応で老人ホームさがしが厳しいのに、更に条件が厳しくなった。

 

(24h看護師常駐になった顛末)

父から下記の件を老人ホームに再確認してほしいとの要望があった。

1,排便時、一分一秒を争う事態に介護士が来てくれるのか?

2、ストーマの装着はいつ誰がどこで実施するのか?

3、トイレは近いか?

4、風呂の装備は?

5、洗濯は?

老人ホームを知らない父にとってはごもっともな質問だ。

3〜5に関してはホームの標準装備なので、大丈夫。

1,2に関して、現在、老健でどのように対応しているか、正確なところが分からなかったので(父に聞いても声がひどいので何を言っているかわからない)老健に質問した。相談員経由で看護師が答えてくれた。

回答後、再度電話が相談員に代わり、老健から「ADL書」という父の看護にひつような要件を書いた文書が発行されることになった。(出し忘れていたみたいだ)

ここまではよかった。しかし、ここからが厄介でややこしい。

 

ADL書をKYという老人ホーム紹介会社に老健から直接出したところ、KYの担当者がいきなり24h看護師常駐が必須と言い出したようだ。最初は24h看護師常駐を言っていなかった相談員の意見が変わり、相談員が感化され「24h看護師常駐」という厳しい条件が出てきてしまった。そりゃ、どんな病状の人でも「24h看護師常駐」はあった方がいい。でもオーバースペックはカネがかかる。また絶望に放り出された。

24h看護師常駐の施設は少ない。

もちろん、数千万の一時金を出せば、いくらか24h看護師常駐のホームはでてくるが、我々の予算内では2ヶ所。そのうち一箇所は満室。もう一箇所はかなり実家から遠く、T市の向こうのF市。親を納得させることは不可能。おまけに「KY」は低たんぱく食対応を確認し忘れている。まったく、ひどい老人ホーム紹介会社だ。

KY担当者の資格は「介護タクシー運転手」。こいつの正義感の犠牲で、老人ホーム選びはさらに困難を極めることになった。