ぺこまるの「介護が始まるよ」

2023年5月に父が倒れ、同時に母も認知症に。介護前哨戦の記録。(家族信託についてはこの情報を当てにせず、専門家への確認をお願い致します)

施設斡旋会社へ行ってみた。施設料金以外にかかる金額が肝。

ケアマネより紹介された斡旋会社で一回目の面談。紹介料は無料。Sなど一部の格安施設の紹介は行っていない。

 

  • 要望

父の要望により二人で入れる施設希望。母には伝えていない。エリアはH市周辺及びその近隣、沿線の埼玉地域。予算は二人で36万円希望。父は「高齢者マンション希望」なのでサ高住を考えている。

 

  • 要望について(I様)

二人部屋について

個室x2のほうが夜間介護がしやすい。お母様が介護してしまう。お父様にお母様の認知症のストレスがかかる。費用はやすい。家族で話し合った方がいい。

 

  • サ高住について

介護費用が外付けのため、要介護3のお父様の場合、介護費用がかえって高くつく。要介護3以上の人は介護付き老人ホームのほうがトータルで安く、また費用の計画が立てやすい。

またサ高住はイベントが少ない。ラジオ体操くらいしかしていない。また、徘徊が出た認知症患者は受け入れない。看取り対応を謳っているが、自然な老衰に限られる。

 

  • 有料老人ホーム

介護費用がパックになっているので、予算が立てやすい。要介護3でも入居できる。イベントも多い。自由に出入りできないため、徘徊者も受け入れてくれる。認知症の方は入所拒否が見られるが、老人ホームは対応に慣れている。

 

  • 費用について(これが重要)

利用料以外に介護保険自己負担やおむつ代、自動販売機でのジュース代などがかかる。

母(要介護1自己負担1割)4万、父(要介護3自己負担3割)11.4万ほどかかる。

担当のI相談員は、その場でぱぱっと試算してくれた。しかしこの情報、どのサイトにもあらゆる本にも載っていない。これがわからないと予算計画の縦ようがない。極めて重要な情報。

 

  • 具体的な介護付き有料老人ホームの紹介

1:B社H市

格安でサービスを行っている会社。評判は悪くない。二人部屋。悪い点は、社員教育と電話応対など。(高額なホームでは事務員や掃除夫を雇っているが、ここはそれがない)

2:L社S市

サ高住と老人ホーム、両方の看板を掲げているが、老人ホーム。特定施設の認可を受けている。一人部屋x2となる。

3:K社S市

小さな会社の経営だが、アットホームで評判がいい。介護経験が長い介護車が多い。

欠点は少々遠い。駅からは近い。二人部屋が9月に空く予定。

 

*個人的には3のK社がよい印象。

*上記、2日間で見学可能。食事も食べてみる。

(参考)番外


S社について:評判はまあまあ。余計な出費が多い。途中退去者が多く、当社に相談に来る方が多い。

 

  • 退去

退去させられるのはどんなときか。

→他者への暴言や窃盗、または胃ろうなどによりホームが対応困難な場合

実家を売却した場合、帰るところはあるか。

→上記の場合は精神病院や病院へ入院となる。

 

  • 入居審査

・本人の診断書など提出

・保証人が必要

 

  • 申し込みから入居まで

・入居まで2週間

・仮押さえ1週間〜1ヶ月、3ヶ月目からは家賃発生。



紹介会社を利用したことは現時点では有益だったと思われる。ネットでは引っかからないようなホームを見つけることができた。軽く評判が聞けたこともプラスである。サ高住が適切でないという件については、誘導とう見方もあるが、サ高住も見学コースに入れてくださったので、嘘はついていないのだろう。

紹介会社ににた案件では不動産会社があるが、それに比べて嘘をついていない感触があるのはなぜなんだろうか。

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  • (参考)費用計算

ざっくりな施設費用。父母とも94まで生きる前提。年金以外に3,000万円かかる
  • 父母の資産

父現金:1,000+500+100+100=1,700(凍結の可能性あり)

母現金:1,000+800+600+100=2,400(凍結確実)

実家:3,500(税引き後2,500?)

実際のところ他人の金なので、これがそのまま使えるとは限らない。

所得税の特別控除やら家族信託やらが使えるのか使えないのか、慎重に事を進める必要あり。しかしながら、私の付け焼き刃な知識では太刀打ちできず。司法書士や弁護士など専門家に相談する手もあるが、彼らの食い物にされる可能性もあり、頭を抱えている。