ぺこまるの「介護が始まるよ」

2023年5月に父が倒れ、同時に母も認知症に。介護前哨戦の記録。(家族信託についてはこの情報を当てにせず、専門家への確認をお願い致します)

認知症になると銀行口座が凍結される。その対策がつらい。

今は最高に悩んでいます。ただ悩んでいる。

 

母の状態が一時的にせよ安定し、父は老人ホームで納得し、なんとかなりそうな方向にシフトしつつあるが、何しろ悩んでいる。

 

認知症で銀行口座が凍結されることは先に書きましたが、母だけでなく、父もその可能性が出てきた。あの表情は認知症の一歩だろう。今のところ判断力はトシなりな感じがするが、専門家が見てどう判断するかはあやしい段階だ。まだ家族の誰も危うんでいないが父の資産が凍結されると大変なことになる。

そうでなくても、父のキャッシュカードを正式な手続きを経ずに代理で使い(もちろん父と母のこと以外には使っていない)とってもおっかない状態なのだ。父から母へ生活費を月に10~7万渡していて、これを私が代行しているのだが、これなんか領収書があるわけではないので、私が着服したと疑われても言い訳のしようがない。

 

話がそれてしまったが、認知症の資産対策。

認知症の資産対策で検索すると「家族◯託」「任意後見人」「法定後見人」などの記事が出てくる。

それぞれの説明はあまりにも複雑でここにはかけない。

費用はそれぞれ100万、300万~、600万からと法外だ。

いずれも銀行が資産を凍結しなければ対策しなくていいのだが、銀行様には逆らえない。

法律がそんなふうにできているらしい。

母の口座は凍結寸前で、それらしき警告もされた。

で、一番安い「家族◯託」を利用しようか検討中なのだが、とにかくわからない。

そして、情報が少ない。ネットをいくら探しても、書籍を読んでも。

複雑な法律がからむので、司◯◯士の先生に頼むしかないのだが、その司◯◯士からの情報しかないのだ。

つまり、八百屋発信で「トマトを食わないと死ぬ」というPR情報しかなくて、

トマトを食った人、食わなかった人、それからマスコミ等第三者によるトマトの情報がないのだ。

書籍も多数出ているが、司◯◯士の先生が書いた本しか無い。

これはとても怖いことだ。

無料相談に手を出すべきか、手を出したら引っ込める手段がない。

これを利用すると、何故か潰れそうな銀行がやっている特殊な口座を作らなくてはならないのだが

そんなところに数千万入れて、銀行になにかあったら本当に何もかも失うことになる。

そんなリスクもあるのに、ネットにも書籍にもそんなことは一切書いていない。

いたるところに情報の落とし穴が開いている。そんな制度だ。

 

法律というのは、知らない人にはとことん不利にできている。というか、市民の敵かもしれない。

おそろしい。

情報があまりにも少ないので、頑張って検索しても(検索下手だからかもしれないが)無駄。

とにかく、少ない情報の中で考えに考えるしかない。

しかし、悲しいことに、この酷暑の中、馬鹿の考え休みに似たり。気がつくと寝てしまっている。今ほど自分の頭の悪さが悲しいと思えたことはなかった。

世の中に法律に詳しくて、優しい人は居ないのか。いないんだな。まったくいない。

銀行とか士業の先生とか大金の世界って恐ろしい。

 

いくつかの選択肢、一歩間違えると、親の全財産を失う。ゲームの機会は一度切り。

失敗したら介護費用がなくなってしまう。一体どうすればいいのだ。