ぺこまるの「介護が始まるよ」

2023年5月に父が倒れ、同時に母も認知症に。介護前哨戦の記録。(家族信託についてはこの情報を当てにせず、専門家への確認をお願い致します)

施設にするか、在宅介護にするか。

あれれと思うほどもとに戻りつつある母に対し、要介護3から悪くないそうな父。父の要望通り同じ施設に入れてあげたいが、元気な母をどうやって入れるか、あるいはその費用をどう考えるか、決断の日が迫っている。

費用はなんとか親の資産で賄えそうだ。しかしそれは我々の介護を諦めることに直結している。自宅介護で資産を残し、自分たちの介護に備えるという考え方もあるのだ。今を楽しんで生きるという我々の生き方からは違う。そして、自宅介護が終わると68歳。すでに高齢者。自分たちの健康寿命まで10年なくなっているのだ。それは寿命が伸びることと引き換えでも納得できない。(自分たち的には寿命は伸ばしてほしくない)

だからやっぱり施設一択だろう。

 

【施設入居(二人)】

理想の選択肢だが、費用負担とだれがどう母に話すかが問題(父であればベスト)

  • メリット

・手がかからない。息子たちが平常生活に戻れる

・父の意向に沿う事ができる。(父の意向は高齢者マンションだが)

・母を一人で実家住まいさせなくて済む(再び狂わない)

・実家リフォームが不要

・父から母を説得すれば、入居に父母で同意する可能性あり

  • デメリット

・母の反対に合う(お母さんなんでこんなところに)→父の面倒見、巨大な自宅売却で納得させる

・母に「上げ膳据え膳」はオーバースペック

・「老人ホーム」への抵抗感(サ高住に住めないことを納得していないと思われる)

   埼玉の施設の場合の抵抗感

・「こんな施設やだ出せ」リスク

・実家売却の手間(いつかはやらなきゃならないが)リスクも大きい

・施設を追い出されたときのリスク

・9〜10月にすべてを決定、引越、売却をしなくてはならない私の負担

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【施設入居(父のみ)】

合理的だが、父も母も納得する要素がない

  • メリット

・施設に早く入れる

・施設の選択肢が広がるので、都内で探せる可能性あり

・二人の介護度に合う対応

・二人入居より少し安い

・母は自由に生活できる(それが問題でもある)

  • デメリット

・父だけ老人ホームでも選択肢がそれほど広がるわけではない(SL社ぐらい)

・父の希望条件から外れるため、父母両方納得しない

・母はどこへ?

  認知症にならないとグループホームには入れない(そもそも別施設に入れるメリットは?)

  母実家一人暮らしではまた発症(発狂)するおそれ

・母の徘徊、銀行や役所巡りによる問題発生

・誰かが母の与太話に付き合わなくてはならない(朝5時の鬼電など)

・母の介護や問題発生をぺこまるが負担することになる。(この夏と同じことが延々と続く)

・実家を売却できないので、資金が行き詰まる。(定期預金1,000万を父母が手放すとは思えない)

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【自宅介護】

自宅をバリアフリー化し、介護サービスをフルに入れる。さしあたりは一番簡単で安いが・・・

人生を父母に捧げる覚悟が必要。

  • メリット

・費用がかからない

・母を説得しなくて済む

・介護度が悪化したら再検討という考え方もある。

・父が母の認知症の面倒を見てくれる期待

・母が父の介護をしてくれるという期待(母にできるのか?)

  • デメリット

・父の介護に関して不安。(父本人が一番不安)

・ぺこまる家の負担が大きい。本格的な介護になってしまう可能性が高い。

  父の通院なども車椅子を押す必要

・自宅のバリアフリー改装(まさかI川工務店?)

・自宅の耐震不安(父)

・母の徘徊

・実家の売却が後回しになる。(両方ボケて、売るときに法定後見人が必要になる可能性高い→売却できなくなる)

・介護サービス(ヘルパー、デイサービス)を父母が嫌がる可能性あり