ぺこまるの「介護が始まるよ」

2023年5月に父が倒れ、同時に母も認知症に。介護前哨戦の記録。(家族信託についてはこの情報を当てにせず、専門家への確認をお願い致します)

苦しみにまみれた平穏な日々

とうとう10月になってしまった。

ここしばらくで感じる平穏感。

これは何かというと、私の作業が進捗していないことに由来する。

要するにサボっているから、状況が前へ進んでいないのだ。

前へ進めるキーは相変わらず停滞している老人ホーム、そして家族信託。

老人ホームさがしは老人ホームKの担当者がつかまらない(わざと?)ことで保留がつづく。 母は老人ホームGをまあまあ気に入っているのだから、そこに決めてしまってもいい。でも怖い。なぜあれだけの初期費用がタダ同然になってしまうのかとか、考え込んでしまう。怖い。決めるのが怖い。

家族信託は数社に面談を頼めば状況が前に進む。でも鬱病のなす技で決められない。新しい家族信託の会社に連絡をつけたいが、怖い。とっても怖い。

こんなことをしているうちに、選択肢はどんどん狭まる。

老人ホームのネタはなくなり、父の認知症は進行して、家族信託が組めなくなる。 そう思えば思うほど、手が動かなくなる。 ここで、こんなブログを書いている暇があったら、メールの一発を出せ。状況が動く。楽になる。それはわかっているのに。 電話ができない。

老人ホームKにかける電話ができない。畳んだ布団の上で、電話をかける内容を反芻していると、いつの間にか嫌な夢を見ながら寝てしまっている。逃げ。逃避。

午前中が特にしんどい。 どうすりゃいいんだ。誰か決めてくれ。 って本当に誰かがやってきたら、「いや、これはここが心配」「この会社はなんか危ない」と言って、全部保留にしてしまうんだろうな。

保留

まずい言葉だ。

保留

救いの言葉

保留

先延ばしにする、苦しみの時間を延ばす言葉。