ぺこまるの「介護が始まるよ」

2023年5月に父が倒れ、同時に母も認知症に。介護前哨戦の記録。(家族信託についてはこの情報を当てにせず、専門家への確認をお願い致します)

父への手紙 3通目

父へ

 

 

寒くなってきましたね。以前のお父さんは寒いのが平気でしたが、今はつらいのではないでしょうか。

 

老人ホームの件、12月入居についてご理解をありがとうございます。

今度の老人ホームは、家族と一緒であれば自由に外出ができます。日帰りで実家の様子を見に行くこともできますので、楽しみにしてください。

 

 

●家族信託について(再)

ところで家族信託の本は読んでいただけましたでしょうか?

まだという場合に備えて、今一度ご説明します。

 

前にお手紙しました通り、家族信託はお父さんが万が一認知症になった場合に備える対策です。

認知症になると預金も不動産も凍結されてしまいます。

家族信託はそうなったときもお父さんお母さんの介護費用や施設費用を払い続けることができる仕組みです。

ーーー中略ーーー

 

 

●終末期の医療・ケアについての意思表示

お父さんのパソコンから「終末期の医療・ケアについての意思表示」という文書を見つけました。

これは、本気でしょうか?

 

 

●老人ホーム入居段取り

12月入居へのご理解、ありがとうございます。

お母さんの入居時期についてですが、実家売却の税金対策のため、申し訳ないですが1月入居の方向で考えております。

ーーー中略ーーー

控除を受けられる期間を1年長くしたいと考えております。ご理解をお願い致します。

 

お正月にはお父さんを実家に日帰りでご案内します。実家でお母さんに会うことができるように致します。

 

 

●実家の片付けについて

実家売却は1年間くらい荷物の整理にかけて、その後2年かけて売却を進めたいと思っております。

現在、実家の荷物を整理中です。

 

・老人ホームに持っていく物

・持っていかないもの→廃棄または売却

 

現在、週に一回、妻に手伝ってもらいながら実家の整理をしています。

上記2種に分類しながら進めていますが、廃棄するものが膨大で途方に暮れています。

今は、物の廃棄にとても金がかかります。分別もしなくてはならないので、手間もかかります。

お母さんの判断で「不要」と判断できるものは廃棄していますが、お父さんの物はお父さんに確認しながら廃棄しようと考えております。

老人ホーム入居後に、お父さんに実家へ来ていただいて要/不要を判断してもらいながら進めようと思います。

ご協力をお願い致します。

 

 

お父さんにとっては、心の準備もなしに生活が大きく変わることになってしまって、悔しいこと、心苦しいこともあるかと思います。どうかそれを乗り切って、元気に生き続けてください。祈っております。

 

 

ぺこまる